【インデックス投資】米国株式と全世界株式はどっちがいいのか

インデックス投資で人気の高い銘柄があります。

それは米国株式と全世界株式。

このどちらを投資して行くのがいいのか、投資初心者の方は必ず悩む内容でもありますよね。

結論から言うと米国の成長性に確固たる自信を持っていれば米国株式を、そうではない初心者の方であれば全世界株式がオススメです。

本記事の内容
  • 初心者の方に全世界株式がオススメな理由
  • 米国株式の気をつけるべきポイント
  • 投資をする上での心構え
この記事を買いている人

社会人になった2005年より株式投資を行っています。
現在は短期的な株式投資、夫婦でつみたてNISAと特定口座での国際株式の長期インデックス投資をコア運用、米国ETFでの高配当株式(VYM,HDV)をサテライト運用しています。

今回の記事を読んでいただければ、貴方には米国株式と全世界株式のどちらが向いているのかがハッキリとわかるようになります。

目次

全世界株式が初心者にオススメな理由

全世界株式か米国株式がいいのか。

そう問われたら私は間違いなく「全世界株式」を勧めます。

なぜなら、全世界株式は世界的に認められた最もリスクの振れ幅の少ない投資法だからです。

投資の世界において『分散投資』は何よりも大事です。

「すべての卵を1つのカゴに入れてはいけない」という格言もあるくらいです。

これは、1つのカゴに入れてしまう(分散投資しない)と落とした時(暴落した時)にすべて割れてしまう(ダメになる)という意味から、分散投資は大事ですよという意味ですね。

アメリカの経済学者、ハリー・マーコウィッツは、分散投資の有効性を理論的に示しました。

複数の銘柄に分散して投資することを「ポートフォリオを組む」と言いますが、マーコウィッツは、ポートフォリオのリスクとリターンを分析した「ポートフォリオ選択理論」を提唱し、現代ポートフォリオ理論の礎を築いた功績が認められノーベル経済学賞を受賞しました。

さらに、米国の経済学者ウィリアム・F・シャープは、マーコウィッツの理論が経済全体に与える意味について研究を進めることで「資本資産価格モデル」(Capital Asset Pricing Model;CAPM)を構築し、マーコウィッツと同年にノーベル経済学賞を受賞しました。

ノーベル経済学賞を受賞したこれらの考え方は、高度な理論ですが、投資に関してはとてもシンプルなものです。

それは「世界全体の株式などの資産で構成されたポートフォリオ(マーケットポートフォリオ)の時価総額と同じ比率で資産を保有すれば良い」ということです。

実際に全世界の株式へ時価総額比率通りに投資を行うことは至難の業ですが、全世界株式のインデックスファンドを選べば、誰でも簡単にマーケットポートフォリオ通りの比率で分散投資が行えるというわけです。

全世界株式へ投資は

・特定の地域に集中投資をする場合と比べてリターンを犠牲にすることなくリスク(株価の振れ幅)を下げることができる。

・ある地域が不調でも、好調な地域がそれをカバーしてくれる。

全世界株式チャート
全世界株式のチャート

実際に全世界株式のチャートを見てもわかるとおり、上昇していっているということが分かると思います。

ノーベル経済学賞を受賞した理論であり、さらにその成果も実証済みなので資産配分を考えるときは、この全世界株式にするのが良いということです。

米国株やら新興国株などは全て、この全世界株式内に組み込まれているので参考にすると良いですね。

ちなみに全世界株式の内訳(eMAXIS Slim オールカントリー)は先進国株式が87.6%、新興国株式12.4%です。

米国は先進国株式に含まれますが、全体の58.3%ものウェイトを占めていますので、米国株式が58.3%、先進国株式が29.3%、新興国株式が12.4%となります。

言い換えると全世界株式に投資したら、そのうちの約60%は米国株式に投資しているということになりますね。

この配分を認識しておくと良いですね。

全世界株式に投資した時点で米国株式に58%も投資していることを踏まえて、米国株式にもっと投資したいのか?

または、先進国株式に87.6%も投資しているけど更に先進国株式に投資したいのか?

一度、ご自分のポートフォリオをゆっくりと考えてみると良いですね。

全世界の株式を時価総額比率通りに保有している状態というのは、最もリスクを抑えつつ、リターンを高くできるようになっています。

この実証済みの配分をあえて崩してまでトライしたいほど、今後の成長に期待が持てる投資先なのかということを、ぜひ改めて考えてみてください。

アメリカの成長を確信しているか、そうでないか

全世界株式で60%弱の投資を行っているから米国株式への投資は必要ないのでしょうか?

そう思う人もあるかもしれませんが、そうではありません。

米国の成長を確信していれば米国株式への投資は意味あるものとなります。

1800年以来、アメリカはずっっと右肩上がりで株価が上昇し続けています。

過去200年間の米国株式の実質リターンは年率6.5%〜7%だったと言われています。
(ジェレミー・シーゲル「株式投資の未来」より)

全世界株式の平均的なリターンは5%程度と言われているので、これと比べるとかなり高いリターンです。

おまけにリーマンショック後の米国株は絶好調で、直近10年のS&P500の年率リターンはなんと13.5%もありました。
10年前に1000万円をS&P500に投資していたら、今頃は3000万円を超えている計算です。

驚くべき数字ですが、実際に享受した人も多くいると思います。

つまり、全世界株式よりも高いリターンが欲しい人で、米国の成長に確信を持っているという人であれば、米国株式への投資は良い選択だと思います。

ただ、直近10年が絶好調だったという点だけを見て米国株式へ投資するのは良い選択ではありません。
株式相場は良いときもあれば悪い時もあります。それこそ暴落なんてこともあり資産が半分になってしまうことも十分にあります。

近年に起こったITバブル・リーマンショックの暴落のこともしっかりと認識しておくのが良いですね。

例えば、2000年のITバブルのピーク時に投資を始めた人は、それから13年間はS&P500は最高値を更新することができませんでした。

5年とかではありません。

13年間です。

長いですね。

この時のトータルリターンは10年でマイナス50%程でした。

10年間も投資して10年前の資産よりも半分になっていたら・・・

あなたは耐えられますか?

これから先の10年も同じように暴落して株価が10年以上戻らない可能性もゼロではありません。
この時に狼狽売りして、市場の世界からいなくなった人は大勢いるでしょう。

しかし、この時にじっと耐えてドルコスト平均法で投資をし続けた人は大きなリターンを得ました。
米国株は絶好調の時期だけを見て投資すると、かなり危険だということが分かってもらえたかと思います。

基本的にリターンが高いものには、それ相応のリスクがつきます。

米国株は全世界株式よりも高いリターンが期待できますが、先に挙げたように13年間も最高値を更新できずに低迷するリスクもあるということをご理解ください。

大事なのは自分の考えで最後まで投資すること

誤解のないように言っておきますが、全世界株式も米国株式も最後まで持ち続けていれば高確率で利益は出ます。

これは歴史が証明しています。

ただ、米国株式の方がリターンが高い反面、暴落や低迷が他よりも厳しいものになりやすいということです。

反対に全世界株式の場合には値動きの異なる複数の国を含むのでリターンが少なくなる反面、暴落も米国株と比べると優しい可能性が高いです。

これは『銘柄を土地』に、『暴落を地震』に例えると分かりやすいです。

ある土地は震度6以上の地震が必ず来ます。
ただいつかは分かりません。
最後まで土地に残ることができれば多くのお金を手に入れます。

また、ある土地では震度4の地震が必ず来ます。こちらもいつ来るか分かりませんが、最後まで残ることが出来れば「まあまあのお金」を手にすることができます。
地震が来た際に立っていられなくなったら、ゲームオーバーです。
何も手に入りません。

さあ、どっちの土地が良いですか?

という感じです。

初心者にオススメするのは比較的最後まで立っていることが簡単な震度4(全世界株)の方です。
どんなことがあっても最後まで立っていることに自信がある人はしんど6の土地(米国株)でも良いでしょう。
運が良ければ、地震(暴落)が来る前にお金を得て売り抜けることがあるかもしれません。

ただ、実際にリーマンショックという暴落を経験した私だから言えますが、暴落を食らうと自分が思っている以上に世間も自分もパニック状態になります。
ニュースでは、この世の終わり的なことをバンバン流しますし、自分の資産も恐ろしいほどに減っていきます。

もし貴方が、それでも米国株式を投資するのであれば、有名アナリスト達が皆米国株式から手を引くような発言をしたとしても、『絶対に途中で投資をやめてはダメです。』

家族や友達から米国株から手を引けと言われたとしても、辞めてはいけません。

それは、最終的には米国株式が最後にプラス(上昇)になるということは歴史が証明しているからです。

どんなに酷い暴落や低迷が訪れても絶対に途中で投資をやめないということが一番難しいと思います。

これがあるので、初心者の方には米国株式が向いていないと私は考えています。

米国株式が向いている人というのは、どんな状況になろうとも脇目も振らず淡々と米国株式へ投資し続けられる人です。

最近の株価が調子良いだとか、有名な誰々がオススメしていたからという程度の気持ちでは最後まで持ち続けることは出来ないと思います。

投資におけるスタンスでもありますが、大事なことは自分が納得して自分の意思で投資をすることです。

どんな大暴落が来ても、悲観的なニュースが流れても、投資の神様が投資を辞めたとしても、それでも米国株を投資続けられる自信がある方は米国株式に投資をした方がいいです。

全世界株式が良いのか米国株式が良いのか分からなかったりする場合には全世界株式が無難でオススメです。

人に言われて米国株式を選ぶぐらいでは、間違いなく暴落に耐えられません。

その点、全世界株式なら、米国が暴落で倒れても他の国がカバーしてくれる可能性がありますし、暴落も米国株式程の巨大なものは少ないです。
仮に暴落したとしても、回復までの期間は短くなることが多いです。

まとめ

全世界株式と米国株式はどっちがおすすめかということについてご紹介しました。

結論

米国の成長に確信を持てる方は米国株式を、そうでない方は全世界株式を選ぶと良いでしょう。

米国株式、全世界株式どちらにも言えますが、最後まで投資し続けることができれば、高い確率で利益を出すことができます。

途中で辞めたりせずに、淡々と投資し続けていれば、20年後30年後には今よりもはるかに増えた資産が待っていると思い、投資をしていきましょう!

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