知っておきたい『つみたてNISA』の非課税期間と投資期間

2018年よりスタートした少額からの「長期・積立・分散投資」を支援するための非課税制度である「つみたてNISA」ですが、その非課税期間と投資期間について知っていますか?

え?20年間ではないのでしょうか?

殆どの人がそう答えると思います。

実はこれ正解でもあり間違いでもあります。

金融庁のHPを見ても分かりづらいので出来るだけ簡単に解説します。

この記事を書いている人

このブログの管理人である私(だいのじ)は社会人になった2005年より株式投資を行っています。
2007年のリーマンショックで資産500万円を半分溶かしてから、信用取引、FXと投資範囲を広げ、現在は短期的な株式投資、国際株式の長期インデックス投資をコア運用し、精神安定用に米国ETFでの高配当株式(VYM,HDV)をサテライト運用しています。

目次

つみたてNISAの非課税期間とは

まずは金融庁のHPにあるつみたてNISAのグラフをみてみましょう。

つみたてNISAグラフ
出典:金融庁HPより

非課税期間は20年間で間違いありません。
でもこの20年間とは各年に積立した最大40万円の運用が20年間非課税ということです。

例えば2020年に積立した金額は2039年まで非課税、翌年の2021年に積立した金額は2040年まで非課税ってことだね。

つみたてNISAは各年を箱に置き換えると分かりやすいです。

2020年の箱、2021年の箱とそれぞれお金を入れられる箱が決まっていて、その箱は最大20年間非課税だということです。

途中で売却することもできますが、長期に運用した方が福利も合わさり大きな収益と変わります。

20年を超えるとつみたてNISA口座から自動的に出されて特定口座へ移管されます。

そこからの運用益には税金(約20%)がかかります。

つみたてNISAの投資期間とは

誤解されがちなのが「投資期間」(投資可能期間)です。

これは「つみたてNISA」を開始した年によって変動します。

先程のグラフは投資可能期間が2018年〜2037年までの20年間となっていますが、2020年の税制改正で5年間延長されました。

つまり「2042年まで投資可能」となったのです。

従来は2018年に始めた人だけが2037年までの「20年間の投資期間」を持っていました。

しかし、税制改正により2022年までに「つみたてNISA」を始めれば20年以上の積立投資運用が可能となりました。

例えば2021年に「つみたてNISA」を開始したら22年間の投資期間になり最大880万円の投資額となるってことだね。

反対に2024年に「つみたてNISA」を始めたら19年の投資期間となります。

投資期間は長い方が断然有利!今すぐ始めましょう!

「つみたてNISA」はどこで始めれば良いのか

「つみたてNISA」は銀行や証券会社で口座解説してスタート出来ます。
しかし、口座開設すべきは「オンライン証券」一択です。

なぜオンライン証券会社なのか?

「つみたてNISA」では「長期・積立・分散投資」を行います。

長期積立投資において絶対にやってはいけない投資方法があります。

それは「手数料の高い商品を買うこと」です。

投資信託における手数料は3つあります。

投資信託にかかる手数料
  • 販売手数料
  • 信託報酬
  • 信託財産留保額

オンライン証券の主要な投資信託ファンドでは販売手数料無料(ノーロード)、信託財産留保額無料です。

反対に窓口業務を行っている銀行や証券会社では、その2つの手数料が発生するファンドが多く存在します。

信託報酬の低い商品を選べば10年20年後の運用成果に数十万単位で差が開いてくるので、オンライン証券がオススメというわけです。

信託報酬は「つみたてNISA」だと上限制限が国より定められており、国内株式なら0.5%以下/年、海外株式なら0.75%以下/年です。

ちなみに私が運用している「SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド」の信託報酬は「0.0938%」と破格の低さです。(2021年4月時点)

楽天証券かSBI証券を選べば間違いない

オンライン証券会社は楽天証券」か「SBI証券」の2社を選べば間違い無いです。

楽天証券はクレジットカード(楽天カードのみ)で積立投資ができて、さらに年間最大4,000ポイントが貯まります。

SBI証券は業界最多の商品数と米国ETFで唯一積立投資が出来るのが良いですね。
また、2021年6月より三井住友Vカードでの投資が可能となりますが、ポイント率が「0.1%」と後参入なのに楽天よりも悪いです・・・残念。

私自身は2005年からSBI証券で株式投資を行っているので、「つみたてNISA」と米国ETF積立もSBI証券です。
ただ、楽天カードとの併用技が使える楽天証券の良さもわかっているので妻には楽天証券で「つみたてNISA」を開設させて運用してもらっています。

これから初めて投資しますという方は楽天カードが使える「楽天証券」が最強かと思います。

つみたてNISAに関してはSBI証券と楽天証券で大した違いはありませんので、クレジットカード払いと1%のポイント付与(最大4,000P)が大きいですね。
※海外株やIPO(新規上場株)をメインでやりたい方はSBI証券がオススメです。

\楽天カードで唯一積立ができてポイントが貯まる/

\唯一米国ETF・米国株の積立ができる/

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