あなたの手洗い洗車の方法は間違っていませんか?
駐車場や洗車場などで手洗い洗車をしているのを見ます。
残念ながらほとんどの方が間違ったやり方をしています。
間違った方法での手洗い洗車はせっかくの努力が水の泡となる事もあります。
かく言う私は最初のマイカーを購入して15年以上、ずっと手洗い洗車を行ってきました。
最低限月に1回、多い時には週に1回。
車の色は傷が付きやすい(わかりやすい)と言われるブラック。
車は外車スポーツカーから国産コンパクトカー、ランクルのような大型SUVまでと幅広く経験。
そして数々の洗車アイテムやコーティングを見つけてきては試す。
ある時から洗車よりも新しい道具を試す事が目的となってしまった程の洗車好きです。
そんな洗車マニアな私の集大成ともいえる正しい洗車方法について解説していきます。
果たして貴方の洗車方法は間違っているのか、それとも正しいのか・・・
参考にしてもらえれば嬉しいです。
オススメの洗車アイテムについてはこちらを読んでみてください。
手洗い洗車は傷が付きにくい??
洗車の方法は手洗いと機械による洗車(洗車機)があります。
「手洗い洗車の方が傷がつきにくい」と多くの人が言っていますが、これは半分間違いです。
それは「下手な」手洗い洗車するくらいなら洗車機の方が綺麗に洗車できるからです。
「正しい」やり方で行う手洗い洗車は確かに洗車機よりも綺麗に傷付けずに愛車を洗車できます。
手洗い洗車至上主義な方が多いですが、今の洗車機は性能(環境性能も)が高いので、自信がない方は素直に洗車機に通した方が良いです。
時間かけて洗車して傷だらけにしても悲しいだけですから。
実際に私も知識と経験が浅い時にしていた手洗い洗車は愛車をイオンデポジットや傷だらけにしてしまいました。
その時の失敗があるから今があるんですけど・・・誰も教えてくれなかったですからね。当時は。
そもそも洗車とは
- 水洗いで大まかな汚れを落とす
- シャンプーで手洗いする
- 水洗いで泡を洗い流す
- 簡易コーティングを施工
- 拭き上げを行う
※4と5はコーディングの種類によって入れ替わる場合があります。
洗車は車のボディに付着した「汚れを落とす」行為です。
汚れを落とさないと塗装が傷んだり、少し触れただけで塗装面にダメージがいきます。
何より気持ち的に嫌です。
特にボディがブラックなら汚れてるとポンコツに見えてしまいます笑。
しかし、洗車という行為自体が車のボディを傷付けていることはご存知でしょうか?
汚れを落とす際のスポンジや水滴を拭き上げる事。
これらは全てボディにスポンジやタオルを擦り付けて行う為、大なり小なり必ず傷がついてます。
つまり、汚れを落とす=ボディに傷がつくと思ってください。
汚れを落として傷もつかないなんて事は決してありません。
そのことを理解した上で、私を含め、洗車マニアの方々が目指すのは「限りなく傷をつけない洗車」です。
ちなみにワックスやコーティングで傷を隠すのは、その副産物と捉えてます。
よく聞くのが「ガラスコーティングしてあるから水洗いで汚れが落ちる」や「ガラスコーティングしてあるから傷がつかない」は全くの嘘です。
販売会社がよく言うセールストークですので、騙されないでくださいね。
話はそれますが、ディーラーで紹介しているガラスコーティングも値段と釣り合いません。情弱向けとしか思えません。
だいたい7万円くらいですが、あの程度のコーティングなら自分で出来ますし、その方が経済的にも良いし効果も高いです。
(噂ではディーラーの担当者が施工しているなんてことも・・・)
晴れた日中の洗車は絶対にしてはいけない
雲ひとつない気持ちの良い晴れた日なんて絶好の洗車日和だと思いませんか??
洗車場だと晴れた日中にせっせと洗車に勤しむお父さんが多くいらっしゃいます。
でも晴れた日の太陽が照りつける中での洗車は絶対にダメ!
洗車初心者がやりがちなミスです。
なぜ日中の洗車はダメなのか。
2つ理由があります。
- 太陽の光があたることでボディにかけた水が急速に蒸発し、水に含まれるミネラルなどが塗装面に白い跡がつきます(イオンデポジット)。
- ボディについた水滴がレンズの働きをして、太陽光で塗装面が焼けます(ウォータースポット)
近年、純水器なるものがでており、これを使えばイオンデポジットの回避は出来ます。
ただ、本格的なものは一般家庭では難しいですし、コストコで売っているような安価な純水器は性能に疑問が残りますので私はオススメしません。
適切な方法で行えば水道水でも十分です。
晴れた日でも日中を避けて朝や夕方ならOKです。
ただ、段取り良く洗車しないと太陽が出てきてしまったり、日が完全に沈んで暗くなってしまい汚れを見劣りしたり、コーティングの時間が取れなかったりと不完全な洗車になってしまいます。
風の強い日は絶対に洗車をしない
風は細かな小さい砂などを運んできます。
そんな風が吹き付ける中、洗車を行うということは…
微小な砂などの異物も一緒に洗車をすることになり、傷が多くつく可能性が高くなります。
洗車という行為自体がボディに微小な傷をつける行為でもある中、洗車はその傷を最小限に抑えながら行うものなので自ら傷を増やすような行為は絶対に避けるべきです。
ボディの上から洗い、ホイールは最後に洗う
洗車のセオリーはボディの上(ルーフ)から順に洗う事です。
何故かわかりますか?
答えは水は上から下に落ちるから。
下から先に洗うと、上を洗った時に汚れが下に落ちてきますからね。
洗車専用のカーシャンプーを使う
ママレモンなどの台所用洗剤を使うのがオススメとか聞いたことありますが、洗車には洗車専用のカーシャンプーを使いましょう。
なぜなら・・・
- 台所用洗剤は油を分解する力が高く、車に必要な油分まで落としてしまう可能性があるから。
- 台所用洗剤は擦って落とす事が前提だが、カーシャンプーは汚れを泡で包んで落とす事を前提としているから。
カーシャンプーは洗車専用に開発されているので泡立ちも良いし、車にも優しいです。
素直にカーシャンプーを使いましょう。
スポンジなどでボディを強く擦らない事
どんなに柔らかいスポンジなどを用いても擦れ(摩擦)ば擦るほど、傷がつくと思ってください。
洗車はいかに余分な傷を付けないで汚れを落とすかが重要です。
最小限に傷をつけないで汚れを落とすコツは
「泡をたっぷりと使いスポンジなどを優しく滑らす」
これです。
ゴシゴシ擦れば確かに汚れは落ちますがボディに傷がついて意味がない。
だから、たっぷりのシャンプーの泡で汚れを絡めて最小限の力と回数で汚れを落とします。
※コーティングをする事でより汚れを落としやすくする事が出来るので手洗い洗車においてコーティングは必須です。
洗車用のスポンジは頻繁にゆすぐ
ボディの汚れはたっぷりの泡と共にスポンジなどに付着します。
そのまま洗い続けてしまうとスポンジに付着したままの砂などの汚れがボディに傷をつけてしまいます。
だからスポンジは頻繁にバケツの中でゆすいで使いましょう。
また、バケツの底には砂などが沈澱してるので絶対に底には触れないように気をつけましょう。
こんな商品があるのでオススメです。
※スポンジを地面に落としたら綺麗に洗うまで使うのは絶対にやめましょう。
拭き上げは素早く丁寧に
洗車において拭き上げは最も大変な作業です。
素早く拭き取らないと乾いてイオンデポジットになるし、拭き残しがあったり、バンパーの隙間に残った水が流れ出て水垢が付きます。
拭き上げも水洗いと同様、上からが鉄則です。
ルーフ、フロント、サイド、リアと手際よく拭き上げましょう。
※ホイールは私は拭きません。
- 拭き上げに使用するタオルなどは小まめにゆすぐ。
- ミラーやバンパーの隙間などに水滴を残さない。
- 拭き上げには合成セーム革やマイクロファイバークロスを使う
拭き上げは必要最低限の動きで極力ボディを擦らないように注意します。
そのために、吸水性に特化した合成セーム革やマイクロファイバークロスを用います。
ちなみに、私は後述するコーティングを毎度行うので、マイクロファイバークロスを多用してます。
マイクロファイバークロスは合成セーム革とは違い消耗品と思って下さい。
数回使ったら捨てます。
勿体無いからといって安い商品を買って品質を落とすと傷へ直結するアイテムだけに気をつけてください。
私は品質と価格からコストコのマイクロファイバータオル36枚入りを使ってます。
コストコなら2,000円弱で買えます。
Amazonだと少し高いけど一枚100円もしません。
こちらのタオルは品質ラベルが硬いので必ず最初に引きちぎりましょう笑。
(簡単に引きちぎれます)
品質ラベルがそのままだとボディに傷が付きます。
ちなみに毛先の短い方で拭き上げます。
簡易コーティングは必ず行う
自分で簡単に行える簡易コーティングは次回の洗車時に汚れを簡単に落とせますし、小傷も隠せます。
コーティングは必ずやりましょう。
コーティングには大きく分けて乾式コーティングと湿式コーティングの2種類があります。
細かくいうと、更に撥水性か疎水性かに分かれますが、、
私は簡単に施工出来る湿式コーティング、更に疎水性をオススメします。
理由は
- 湿式はシャンプーした後の拭きあげ前に行えるから効率的。
- 疎水性は見た目は悪いがウォータースポットが出来にくい。
- 簡易コーティングは長く持たない反面、洗車毎にリセット&再施工できるので頻繁に洗車する人に向いている。
湿式だと拭き上げ後に施工する為、時間がかかります。
洗車で1番大変なのは拭き上げです。
その大変な拭き上げ後に、更に大変な乾式コーティングなんて体力的に無理ですし、施工自体がボディに傷をつける恐れがあります。
撥水性は水滴が多く付いて見た目こそ綺麗ですが、殆ど滑り落ちる事なく、そのまま乾きます。
つまり、ウォータースポットが出来やすい状況となります。
オススメの湿式コーティング
湿式コーティングでオススメなのがカーケミカルの大手CCI(シーシーアイ)から出ている「スマートミストNEO」です。
1個前のスマートミストでもOKですが、NEOは汚れが付きにくいです。
簡単施工、撥水性・疎水性を選べて性能は普通に良いし、値段も安い。
私は前述の理由から疎水性(白い方)を選びます。
何より製造メーカーが資本金12億以上、売上446億とまともな企業だからです。
カーケミカル業界、特にコーティングに関しては少し調べたらわかりますが、怪しい会社だらけです。
会社の住所をストリートビューしたらプレハブ小屋なんて事もあるので注意してください。
湿式コーティングはその性質上、長持ちしません。
コーティングのリセット&再施工を頻繁に繰り返す必要があるので頻繁に洗車する方にオススメです。
オススメの乾式コーティング
湿式コーティングは頻繁に洗車をする人向け。
乾式コーティングは逆に洗車をしない方には少し施工が大変ですけど、乾式コーティングの「ピカピカレイン」がオススメです。
ガラスコーティングのパイオニアでもあり、現在もトップクラスの性能ですし、恐らく実績もトップ。
一度施工すれば1年はコーティングは持ちます。
詳しくは↓
宣伝では3年間耐久とありますが、青空駐車の場合にはそんなには持たないので注意。せいぜい1年〜2年。
ガラスコーティングといっても所詮はナノの世界。
物凄く薄ーい膜を張っているに過ぎないので過信は禁物です。
傷なんて簡単にコーティング層を超えてボディ塗装面のクリア層に達します。
コーティングはあくまでも汚れを落としやすくする為のものと思って、洗車方法は前述したように正しいやり方で行う必要があります。
賢く車を買い換えるには
そろそろ車の買い換えを検討されている方は、試乗や見積もりなどでディーラーに行く前、または行った後でも、必ずしないと損をすることがあります。
それは『ネットで愛車の査定額を調べること』です。
これは絶対に行うべきことで、例えるなら裸でジャングルに探検に行くようなものです。
何故かというと・・・
ディーラー営業マンの常套句「今契約しないと納車が遅れますよ!」とか「今日判子押してくれるなら、この条件で!」なんてプレッシャーをかけられて、愛車の下取り価格の吟味をする前についつい判子を押してしまうことがザラにあるからです。(経験ありませんか?)
そこでディーラーの下取り交渉で良い条件を出すためには、『予めネットなどで愛車の査定額(買取見積もり)を取っておいて、ディーラーでの下取り金額の交渉材料として使う』です。
買取店ででた査定金額を持ってディーラーに行くと、『値引き+下取り』で価格交渉ができますので、何もない状態で行くよりも良い条件を引き出すことが絶対にできます。
実際に私もネットでの愛車査定&知り合いの車屋のオーナーからオークション相場を調査した上でランクルを買いました。
ディーラーによっては値引きが良くても下取りの条件が悪いなんてことは良くあります。そういう時にはディーラーで粘らないで、買取店に売却してしまえばOKですので。
買取店で査定を行う時には、ディーラーでの下取り見積もり額を予め伝えておくと、その金額以上で買い取ってくれることが多いです。
ちなみに、いつも私が行っている「相場を知る方法」を伝授します。
- 自分と同じ車の中古車価格から20万円引く
- 中古車オークションで相場を調べる
一番分かりやすいのは『自分と同じ車の中古車が大体いくらで売られているか』です。
中古車屋の利益は大体20万円程なので、売っていいる価格から20万円引けば、仕入れの価格になり、それが相場となります。
(ポルシェやフェラーリなどの高級車は違いますが)
もう一つの方法は中古車オークションでの価格。
中古車オークションはは全国の車屋が仕入れた車を売るところでもあり、買うところでもあります。
中古車屋はそのオークションで仕入れて20万円程の利益を乗せて売るわけです。
つまり、そのオークションでの価格=最低価格になります。
(その価格ならオークションで流せるから)
こちらのサイトで中古車オークションでの自分の車の相場が分かりますので、必ず事前に調べておきましょう。
事前に自分の車の相場を知っていないと百戦錬磨の買取業社に良いようにやられてしまいます。
彼らは「いかに安く車を仕入れるか」を商売にしているのですから。
本気で売却価格を上げる方法
実際に買取してもらう時にガチで売却価格を上げる方法があります。
それは「一括見積もりサイト」を利用した「競り」を業者間で行わせることです。
例えば、上記のような一括査定サイトにて申し込みを行います。
すると一斉に買取業者から電話がかかってきます。
電話は申し込みした瞬間に!すぐ!本当にかかってきます笑。
(朝の7時に申し込みしたらかかってきましたw)
でも愛車を高く売る為です。
頑張って対応しましょう。
買取店からの電話がきたときの対応方法
買取店から電話が来たら、複数の買取店を同じ時間にアポイントを入れます。
買取店は「他の店とは違う時間にして欲しい」なんて言ってくるかもしれませんが、「まだ他店の時間は決めていない」と言っておけばOK!
買取店とアポを取ったら
買取店の方々とのアポは取りました。
あとは来るのを待つだけ・・・?
実は査定前にしておいた方が良いことがあります。
それは『洗車』です。
「何ヶ月も洗車していないような汚い車」と「綺麗に手入れされた車」。
果たして、どちらが高く査定されるでしょうか?
車の査定は基本的に「減点方式」です。
マックスの価格から、「傷」や「塗装の状態」などをみて、減点していきます。
当然、綺麗な車の方が、普段から車を大事に扱っていると印象を与えるので、当然査定は高くなります。
(減点されません)
少しでも高く売るためには、『洗車』を必ずやりましょう。
↓は洗車方法に関する記事です。良かったら読んでみてください。
買取店が査定に来たら必ずすべきこと
いざ買取店が集まったら「最低価格〇〇万円から競りを行っていただきます。入札単位は5千円でお願いします。」とこんな感じで言います。
入札単位はある程度設けないとケチな買取店が百円単位とかで仕掛けてきて面倒です。
(経験談)
この時の最低価格は先述の方法で調べた自分の車の相場です。
あまり高く言い過ぎると競りにならない可能性もあるので、少し下くらいが丁度良いですね。
買取店の人は「その最低価格は何を基準にしました?」と聞いて来るかもしれません。
その時は「そのくらいで中古車が売っていたので」とか言えばOK。
(余計なことは言わないほうがいいです。相手はプロなので何かと言って値段を下げてきますから)
↓の動画は実際の競りを行っています。
本当にこんな感じでドキドキします。
実際に私は上記の「競り」を行い愛車(ポルシェケイマン)を売りました。