バイクを持っている方なら誰でも心配する愛車の盗難。
今回はそんなバイク乗りの悩みを解決します。
バイク盗難について僕が実際にS1000R、RnineT、R1250GSAに行っている盗難対策をご紹介します。
5年程外に保管していますが、幸いにも盗まれていないことから効果はあると思います。
S1000Rに限らず全てのバイクに繋がる内容となっています。
バイク乗りの方の安心につながれば嬉しいです。
- バイク乗りにとって最も不安な「バイク盗難」の対策を解説。
- 結構な高額バイクに乗っている筆者が実践している方法です。
(まだ盗まれたことはありません。)
S1000Rの盗難対策1 チェーンによる地球ロック
我が家の駐車環境はガレージ保管では無く、自宅敷地内の駐車場です。
ただ道路に面しているので、男性数人掛かりでバイクを持ち上げられ、
トラックに載せられたら、それまでです。
ちなみに警視庁によると平成30年でのバイク盗難の被害にあった場所は
第一位 住宅の敷地内(61.8%)
第二位 駐車場・駐輪場(18.2%)
つまり6割以上の方が自宅に置いていてバイクが盗難に遭っているということです。
これって裏を返せば自宅の保管状況次第でなんとかなると思いませんか?
僕は色々調べた結果、いわゆる「地球ロック」でバイクをチェーンで固定する方法を選びました。
地球ロックとはバイクと地面に設置されているポールやアンカーにチェーンでつなぐことを言います。
基本的にチェーンを切断しない限り盗まれません。
僕が選んだチェーンロックは「かてーな!!」という商品で、200kNの力に耐えるチェーンロックを選びました。
ふざけた名前ですけど、2001年の発売以来日本中のライダー達の要望に応えてきた商品です。
このチェーンでは盗難の際に用いられる充電タイプの油圧カッターでは切断することは難しいです。
切断するには工場で使用するような電源供給型ではないとだめですね。
また、油圧カッターは堅いものは切断できますが、柔らかいものは切断できません。
「かてーな!!」には複数の工具でないと切り離せない特殊な工夫がされています。
費用は8万程でした。
よくあるワイヤーロックや10mm程度のチェーン径だとボルトカッターで容易に切断できるので、防犯効果は薄いです。
悪戯犯程度には効果がありますけど、プロには敵いません。
ちなみに「かてーな!!」を使用しての盗難実績はあります。
ただ、これは携帯型の「かてーな!!α」であり、通常の「かてーな!!」では盗難実績はありません。
ご安心ください。
S1000Rの盗難対策2 バイクカバーで隠す
何のバイクが置いてあるのかをバイクカバーで隠すことで盗難犯からマークされることを回避します。
実は一番コスパがいい盗難対策です。
バイク盗難のプロは必ず下見をすると言われており、カバーを剥がしてまで狙っているバイクかどうか
探すことは殆ど無いと言われています。
怪しまれますし、効率が悪いからです。
YouTubeなどでも見られますが、窃盗犯は狙いを定めたバイクに最短距離で向かい最短時間で盗んで行きます。
そんなわけで、汚れだけでなく、盗難対策にもなりますので、バイクを買ったら、
必ずバイクカバーを被せましょう。
S1000Rの盗難対策3 駐車場所を考える
自宅車庫がガレージなら盗難対策にかなり有利です。
なぜなら盗まれるバイクが外から見えないし、そもそも中に入ること自体が大変(面倒)だからです。
これってかなり大事です。
バイクカバーも人から車種を見られないので有効でしたね。
ただ残念ながら駐車場がガレージタイプの人って少ないと思います。
僕もガレージが良かったですが立地的に厳しかったので、敷地内ですがガレージではありません。
(頑張ってカーポートは作りました)
敷地内に停めているのは良い方で、駐車場・駐輪場が離れた場所にあるマンションなどに住まわれている方は
例え地球ロック&バイクカバーをしていても不安ですよね。
そんな方にご紹介したいのは「バイク専用コンテナ」通称『バイクヤード』です。
街中でよく見る「コンテナボックス」です。
普通は要らないものなんかを入れておくものですが、『バイク専用』のものもあるんです。
知ってました?
小物棚もあるタイプもあり、憧れのバイクガレージになります。
もちろんスロープが付いているので簡単に出し入れできます。
そんなバイクガレージでオススメは『加瀬のレンタルボックス』です。
ここだと全国1,500ヶ所にあり、月極家賃も5,000〜という感じです。
今の駐車場所に不安がある方にとって良い選択だと思います。
自宅の近くにあるか是非検索してみてください。
S1000R盗難対策【番外編】 盗難保険に加入する
盗難保険に入っていれば、いざ盗まれてもお金が戻ってきます。
思い入れのあるバイクが盗まれたらショックですけど、お金が戻ってくるだけでもいいと思います。
盗難保険って自分の入っている任意保険にあったかな?と思いますよね。
実は車と違ってバイクは普通の保険では盗難保険はありません。
約款を読んでいただくと盗難は補償されないというようになっている筈です。
少ない「バイクの盗難保険」ですが、しっかりした商品は2個あります。
それは、「みんなのバイク保険」と「ZuttoRide Club」です。
みんなのバイク保険のメリット・デメリット
【メリット】
- 価格がお手頃
- 購入した金額で補償してくれる
【デメリット】
- 契約は25歳以上
- 排気量が125cc以下のバイクは加入不可
- 購入時の契約書が必要などの手続きが面倒
- 盗難保険の場合、盗まれるか全損にならないと保険が下りない
ZuttoRide Clubのメリット・デメリット
【メリット】
- 手続きが簡単
- 3年契約を選ぶと、最安
- 保険金額を自分で設定できる
- ロードサービスも選べる(有料)
- 車両の盗難以外にもパーツ盗難や悪戯による鍵穴補償にも対応
- 4大メーカーにロードサービスと盗難保険をOEM提供している信頼性
【デメリット】
- 車両保険に入る場合は同社の「ずっとバイク車両保険」に入る必要がある。
メリットデメリットを考えると僕のオススメは「ZuttoRide Club」です。
「みんなのバイク保険」は購入金額を補償してくれる素晴らしい保険ですが
高額のバイクを買えば買うほど、負担が大きくなります。
その点、ZuttoRide Clubは自分で補償金額を選ぶことができるので
負担がない範囲で保険を定めることができるのがいいですね。
また現在加入している任意保険にロードサービス特約を入れているならば
それを省いて、お得なZuttoRide Clubに組み込んだ方が全体の保険料は
下がると思います。
S1000Rの盗難対策 まとめ
まず第一に目立たないようにすることが大事です。
どんなカバーでもいいです。バイクカバーを必ず被せてください。
そして、それなりのチェーンで地球ロックをするのが好ましいですね。
駐車場所が自宅から離れた場所にあって夜間は人が通らない場所だと危険ですので『バイクヤード』も良いですね。
ファイナルウェポンとして盗難保険(ZuttoRide Club)です。
安心をお金で買うということですけど、これが一番安心かもしれません。