【サータ・シモンズ】4大メーカーのマットレス構造を徹底解説【フランスベッド・シーリー】

マットレスって色々種類があって何が良いのか、いまいち分からないんだよね。

それでは、わかりやすく有名メーカーごとの特徴を徹底解説します。

ベッドは実際に探してみると異様に多くあって、何が自分に合っているのかわからない。しかも、お店によって勧めてくる商品が違う。なんてこともあります。

そこで、今回は「マットレス」について有名メーカー毎の特長を徹底解説します

日本の主要メーカーをご紹介するので全国対応出来るかと思います。

  • 寝つきが悪い
  • 寝た感じがしない
  • 朝起きた時に腰や背中が痛い

それは、もしかしたらマットレスやマクラが身体に合っていないからでは?

あなたに合ったメーカーやマットレスは必ずあるはず!

ところで、いろんなメーカーの商品紹介なんてできんの?

結婚した際に本気で自分用のベッドを探しました。
その時に家具屋・ショールーム・展示会なんかに行きまくりました。
メーカー社員にも話を聞いたりしたので自信あります!

というわけで、まずはベッドの国内有名メーカーをご紹介します。

目次

国内4大メーカーについて

私が選んだ4大メーカーは殆どの方が聞いたことがあると思います。
もちろん他にもメーカーはありますが、東京にショールームがあり、売上がそこそこあるという点でチョイスしています。

勝手に選んだ4大メーカー
  1. シーリー
  2. シモンズ
  3. サータ
  4. フランスベッド

名前くらいは聞いたことあるはず。

大きい家具屋さんのベッド売り場には上記メーカーの商品は何かしら置いてます。

それでは各メーカーのご紹介の前に、『マットレスの基本構造について』簡単に説明しておきます。

マットレスの構造について

マットレスの構造について
マットレスの構造
  • ノンコイル構造
  • ポケットコイル構造
  • オープンコイル構造

以上の3種類の構造があり、その多くがポケットコイル構造とオープンコイル構造です。

国内有名4大メーカーのご紹介

国内有名4大メーカーのご紹介

シーリー

シーリーはアメリカにあるメーカーですが、日本国内では「スリープセレクト」という会社が製造販売してます。

ちょっと前まではシーリージャパン、その後にテンピュール・シーリー・ジャパンでした。

複雑ですね。

外資系ホテルに強く、大体10万以上の強気な商品ラインナップから高級路線であると伺えます。

スプリングの特徴はオープンコイル。

単独コイルを連結した構造で、「ポスチャーテックコイル」という名称です。

上位スプリングに「タイタニウムコイル」や「Sealy ReSTコイル」がありますが、ポスチャーテックの発展型。
(タイタニウムは金属組成に微量のチタンを入れたのみ)

スプリングの上・下の面がグニグニ動いて身体の凹凸に合わせるという構造で、柔らかめの寝心地が特徴です。

展示してるお店が少なく、実際に試したい方はショールームに行かれるといいですね。

メリット
  • 独立したコイルなので横揺れに強い
  • オープンコイル構造なので通気性が高い
  • コイルの支持面がグニグニと動くのでフィット感が高い
デメリット
  • 耐久性
    独立式のコイルは点で支える構造なので、耐久性が心配。
  • 値段が高い。(ライセンス料?)
どんな人にオススメ?
  • 感触が柔らかく、結構沈み込むマットレスが多い為、柔らかめのマットレスが好きな方にオススメです。

シーリーは高級外資系ホテルに採用されていて、ホテルによく泊まる人には有名ですね。

逆にそうではない人には知名度は低く、取り扱い店舗も少ないイメージです。

ポスチャーテックの感触は他のメーカーの中でも特殊なので、是非試して貰いたいですね。

柔らかい感触の為、硬めが好みの方や腰痛持ちの方にはオススメしません。

価格は高めですが、通気性が高く、身体へのフィット感も高いです。

シモンズ

ネームバリュー、歴史共に一番なのではと思います。

CMもやってますね。「世界のベッド」。

有名ホテルや外資系ホテルにガンガン納入されてます。

シモンズのマットレスの特徴はポケットコイル構造のスプリングです。

そもそもポケットコイル自体を最初に造ったのがアメリカにあるシモンズだとのことです。

Simmons 公式HP内のHISTORYより引用

シモンズさんが造ったのでシモンズ。
わかりやすいですね。

ポケットコイルを最初に造っただけあってポケットコイルにはかなりの自信があるようで家具屋の店員さん・販売応援に来ていたメーカー営業さんともにポケットコイルの説明を凄くします。

独立コイルの集合体なので隣で人が寝ていても感じにくい。
俗に言う横揺れが起きにくい構造です。

お店で座る私の横にドスン!と店員さんが座っても感じにくかったです。
(寝てる嫁さんに対してそんな行動とったら危険なので、そもそもやりませんがね(笑))

肝心の寝心地は凄くしっとりした柔らかい感触で身体にフィットします。

辺に沈み込まないで身体を優しく支えるイメージで流石世界のシモンズだと思います。

スプリングは硬いのから柔らかいのまで合って寝心地単体ではどんな人でも対応が出来そうです。

しかし、ポケットコイルという構造上避けて通れないのが通気性・耐久性だ僕は考えます。追ってご説明します。

メリット
  • ポケットコイルは小さいスプリングを不織布に入れて多く並べたスプリングなので身体を細かく支えます。
  • スプリングの特性上、もの凄く柔らかい寝心地のマットレスを作れます。
  • 横揺れしにくい。
  • 長いスプリングを圧縮して袋に詰めている為、耐久性が高い。(ポケットコイルの中では)
デメリット
  • 通気性。
    ポケットコイルはスプリングを不織布で包んだものを大量に並べて作ってますので当然通気性が悪いです。
    通気性の高い不織布を使用していても1個単体では通気性が高いですが、数百個並べたら・・・・
    真ん中辺りは抜け悪いですよね?
  • 耐久性。
    点で支えている事が耐久性が落ちる要因でもあります。
    メリットもあるので諸刃の剣のようなものです。
  • 値段が高い。
    高いからブランドとして価値が出る。安売りだとブランド価値がない。
    シモンズはブランドを目指しているので安いマットレスはありません。
どんな人にオススメ?
  • とにかく柔らかく体にフィットするマットレスが好きな方

腰痛の方には硬めのマットレスをおすすめします。

僕も腰痛持ちですが、痛くなると寝返りするのも痛いですよね?極力したくありませんが寝返りは必ずしないといけないそうです。リンパの流れを阻害したり、床ずれになっちゃいます。

柔らかすぎるマットレスは変に沈みこむので寝返りがしにくいです。

その点、シモンズさんのマットレスは変に沈み込みません。

ネームバリューの高いシモンズは~ホテルで採用している等のウリ文句から分かる通り高級が売りです。

お店の人も言ってましたが、こちらのメーカーは「指名買い」が多いとの事です。つまり細かい商品説明やら他社製品との比較なんてどうでも良い人が買っている印象が強く本来の特性を理解せずに買って後悔している人も多いと思います。

良い商品なのに勿体ないですよね?

ですので、買われる際にはお店の人にしっかりと好みや腰痛などの持病を話して、1番合うマットレスを選べば良いのです。

高いマットレスだけ勧めてきて、肝心の使う人の目線に立っていないお店は止めましょう。

↓YouTuberのヒカキンさんもシモンズの最高級品(カスタムロイヤル)を買ってました。

その後転居した際に引き払ったそうです。

サータ

全米売上No.1のメーカーがSerta(サータ)です。

実はサータさんは日本においてはドリームベッドが製造しています。全米No.1という謳い文句で家具屋さんに展示してあったので輸入品かと思って調べたら国産で俗に言う「ライセンス契約」です。

スプリング構造はポケットコイル構造でシモンズさん程、バリエーションはありません。
しかし、シモンズさんには無かったスプリング+αがあります。

ポケットコイルのソフトさに、その上にある『詰め物』の層に工夫がされていました。

俗に言う低反発ウレタン(有名なのはジェルメモリーと言ってましたが今は高通気性のブレスフォートというのもあります)を使用して独特の気持ちの良い感触を出してます。

また、側生地に防炎仕様というのもありました。

最近の高層マンションの上の方には防炎仕様ではないとダメだとか・・・

メリット
  • ボケットコイルが生み出すソフトな寝心地と点で支えるフィット感が良い
  • スプリングを3ゾーン配置している為、腰をしっかり支える
  • 横揺れがしにくい
  • 詰め物にも拘っており、何層もウレタンを入れたりしてます
  • アメリカNo.1シェアを誇るSerta(サータ)ブランド
デメリット
  • 通気性。
    シモンズと同じ
  • 耐久性。
    詰め物が多く入っている事で更に通気性を悪くしている印象。
  • 値段が高い。
    高いのはライセンス料があるからなのか?代わりにドリームベッドの方は安め
どんな人にオススメ?
  • 柔らかいのも硬いのもあり万人向け。

サータのマットレスは柔らかくも凄くしっとりとした感触が良いマットレスなので、多くの方におすすめ出来ます。

ジェルメモリーという低反発ウレタンを使用したマットレス「iシリーズ」は格別に感触が良かったです。

このシリーズが全米No.1に導いたマットレスと言われています。

スプリングの配置が腰の部分とサイド部分を硬くして、背中・足を柔らかくしているタイプもあり、腰をしっかり支える為、腰痛の方にもおすすめできます。

ご予算があればサータブランド、無ければドリームベッドブランドのマットレスを選ぶと良いですね。

サータもドリームベッドも工場は同じなので品質は高いです。

ただしポケットコイルなので通気性や耐久性、寝返りのしやすさなどをご自分の身体で体験し、ご理解した上でお選びください。

↓YouTuberのヒカルさんも(ラファエルさんも)サータを使っています。(企業案件ですがw)

フランスベッド

フランスの会社かと思いきや純日本の会社です。
ドリームベッドのサータと同じように別ブランド「SlumberLand」(スランバーランド)もフランスベッドの別ブランドです。
年齢が40代以上のネームバリューは高いと思います。私は親が使っていたので知っていました。

フランスベッドさんのスプリング構造はオープンコイルです。
先述のポケットコイルとは違い袋に入ってません。

スプリングの名称は『高密度連続スプリング』と呼ばれていて、1本の硬鋼線で編み上げられて作られているという特殊構造。

「連続スプリング」は日本ではフランスベッドだけの構造みたいで、アメリカではシモンズやサータも作っているとの事です。

連続スプリングは1本で編み上げられている為、コイル同士が絡まる構造で体重の分散性が高く耐久性はトップクラス。

通気性もオープン構造なのでトップクラス。

聞いたことあると思いますが「ボンネルスプリング」(連結コイル)とフランスベッドさんの「高密度連続スプリング」は全く異なります。

ショールームで「連結?」と聞いたら「連続!」と訂正されました。
全然違うみたいです。

実際にお店で接客を受けた際に一緒だと説明を受けたりしましたが(笑)

ボンネルコイルは一番古いスプリング構造で今も作られています。

一繋(ひとつなぎ)の意味を成すボンネルはスプリングバネそのものです。それを連結したスプリングをボンネルスプリングと呼んでます。

サータさんのようにスプリング+詰め物の組み合わせで寝心地を作っており、硬いものから柔らかいものまで幅広くあります。

また、日本でのシェアNo.1だけあって何処のお店にも大体展示してます。
そして商品の種類が多い多い(笑)。

会社の社風なのか新しい試みが多い(好き)感じです。

詰め物に高反発性の素材を使ったり、マットレスの周囲を特殊加工で硬くして乗り降りを楽にしたり(プロウォールという加工です)、最近では生地に除菌繊維を使用して菌を除菌する働きのあるマットレス(キュリエスAg)を発売するなど、他のメーカーの斜め上をいく印象です。

メリット
  • 通気性が良い。
    オープンコイル構造(高密度連続スプリング)
  • 耐久性がある。
    高密度連続スプリングは連続したコイル(編み上げ式)
  • 他社には無い付加価値商品がある。
    プロウォール加工や除菌繊維(キュリエスAg)など
  • 価格が安いものから高額なものまで幅広い。
キャプション
  • 低価格帯の商品は硬いマットレスしかない。
    スプリングがポケットコイルと比べると硬いので、それを詰め物で補ってます。
    その為、価格が安いものは詰め物が少なくなり硬くなります。
  • 横揺れがある。
    連続コイルなのでポケットコイルより横揺れが大きいです。
    (隣でドスンと座ったりした場合)
どんな人にオススメ?
  • 仰向け主体で寝る方や体格の良い人、腰痛の方にオススメです。

柔らかいマットレスもありますが、比較的硬めのマットレスが多い印象です。仰向け主体で寝る方や体格の良い人、腰痛の方にオススメです。

ちなみに通気性・耐久性とトータルバランスの良さから私はフランスベッドさんのベッドとマットレスを購入しました。(LT-900Nってやつ)

YouTuberのヒカキンさんもフランスベッドのベッドを買ってます。

私のベッドフレームと同じなのでわかりましたw

シモンズのベッドも新居に買ってましたが、引き払ってますね。こっちはまだ使っているようなので、ヒカキンさんはフランスベッドの寝心地の方が好きなのかも。

実際に私が買う決め手となったこと

  • 通気性が高い
    共働きな家庭なので、部屋の換気も出来ないし、置きっぱなし。なので通気性高い方が良い。
  • プロウォール加工
    マットレス周囲を特殊加工で硬くするプロウォールが子供のベッド落下を防止出来そうで良い。
  • コストパフォーマンス
    他社では無い連続コイルで耐久性が構造上高いからコスパが良い。

以上の理由が決め手となりました。

↓シモンズ・サータ・フランスベッドなどの有名ベッドを最も安く買う方法を記事にしました。

人生の3分の1はベッド(寝具)の上と言われ、良い睡眠無くして良い人生は歩めないと思います。

家の中で何よりの長く使う大事なものなので実際に試すのが一番ですが、何も知らない状態でお店に行くのとそうでないのとでは全然違います。

事前知識無しで行くと自分に合っていない商品を紹介されて後悔したりするケースが多いので、事前にしっかりと準備して行きましょう。

ネットショップでもベッドは買える

以前はベッドといえば家具屋さんに行かないと買えませんでした。

でも、今はネットショップも充実してきて、ベッドを買う人も増えているようです。

ネットショップで買うのがオススメな人
  • 店に行ってじっくり選ぶ時間が無い人
  • お店の人に勧められると断れない人。
  • わざわざ店まで行って買うのが面倒な人。

私がオススメするネットショップは「ベッド通販専門店ネルコ-neruco- 」と「LOWYA

ベッド通販専門店ネルコについて

ネルコ(neruco)はインターネット最大級の品揃えを誇るベッド通販専門店で、なんと取扱アイテム数8,000点以上。
しかも取り扱いメーカーが他のサイトよりも群を抜いて多いのでおすすめです。

取り扱いメーカーは本記事で紹介しているサータ・シモンズ・フランスベッドなどの有名メーカーがあります。

また、パラマウントベッド、東京ベッドやシーリー、そして布団の西川などの取り扱いもありネット通販では最大手。

フランスベッドとのパイプが太いのか展示会では並んでいないネット通販専用商品もラインナップされてて商品によっては展示会で買うよりもお得で、是非見てみて欲しい。

肝心のページ内容もベッド通販専門店だけあってベッドデザインやサイズ毎、マットレスの種類、サイズ毎に
見やすいレイアウトになっていてわかりやすく、商品ページも自分のスタジオで撮影しているので使用者目線に立った商品説明です。

メーカーカタログをそのまま貼り付けたようなサイトが乱立する中、しっかりと自社で撮影を行っており、交換が持てるショップです。

ベッド専門ショップ「ネルコ」の運営会社(株式会社インテリアオフィスワン)はまだまだネットショップ黎明期である2003年にYahooショップからスタートした老舗です。

社員数も30名以上、自社内に撮影スタジオも備えており、ベッド専門のネットショップとしては不動のトップです。

ネットショップなんて殆ど数名で運営しているのが殆どの中、30名以上の社員がいる時点で安心できます。

トレンド感のあるオリジナル家具・インテリア商品の【LOWYA】

LOWYAが人気な理由
  • ベッド以外にもインテリア商品を数多く取扱していて、しかもどれもオシャレでトレンドを抑えている。
  • 運営会社(ベガコーポレーション)はマザーズ上場会社で社員数は200名以上。
  • 資本金は10億を超えており、ネット通販では最大手で安心。
  • 2004年からネットショップを運営。
  • ネルコ以上に商品の写真撮りが上手く商品がイメージしやすく、最上級クラスのユーザー目線のページ作り。

ネルコも写真撮りが上手ですが、LOWYAはその上を行きます。

例えるなら、ネルコが「手作り感」に対して、LOWYAは「プロの技」。

↓はLOWYAのベッドフレーム検索画面です。

種別・サイズ・素材・その他と細かく選ぶことができます。

商品の違いも分かりやすい

商品ページの分かりやすさ・作り込み度は他のインテリアネットショップを大きく引き離しています。
売り上げも当然トップです。

LOWYAはベッド以外にもテレビボードやラグなどインテリア商品を幅広く取り揃えているのも特徴です。

ベッド以外もお探しの方は一度「LOWYA」を見てみることをオススメします。

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